前田和明の経歴

Foot intelligence  since 1995

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前田和明 プロフィール

1966年、東京生まれ。
1984年、都立武蔵高校を卒業後すぐにスペインへ。FCバラカルドで2シーズン修業。
1987年、ブラジルへ。その後、ブラジルでプロ選手としてデビュー。
               FCバヘットス、ECロンドリーナ、FCイトゥアーノで試合出場。
1991年、日本へ。東京ガス(現FC東京)等でプレー。
1993年、サッカー・コーディネート業開始。
     トレード・インテリジェンス・エクスプレス(T.I.E)を設立。
1996年、渡仏。
     98年よりジダンなどを輩出し、選手育成に定評のあるASカンヌで指導法学ぶ。
     パリに2年、カンヌに3年滞在。
2001年、フランス・サッカー協会発行の指導者ライセンスを取得。
2002年、ハワイ・オアフ島に移住。
     日本人、アメリカ人の子供達にサッカーを指導、2005年まで滞在。
2004年、日本サッカー協会主催エリートプログラムでフランスのドゥソー・コーチの通訳
2005年、秋から2006年2月まで東京に滞在。
2006年〜 ブラジルに移住

翻訳者としての活動
主な訳書に
ジーコ著  『ジーコの考えるサッカーVol2,3』(NHK出版)
ドゥンガ著 『セレソン』(NHK出版)
レオナルド著『レオナルド自伝』(ビクターエンタテインメント)
アベリャ著 『ゴールキーパー入門』(ビクターエンタテインメント)などがある。

著者としての活動 
前田和明著 『王者交代』 NHK出版

5児の父、5カ国語を話す。(日本語、スペイン語、ポルトガル語、フランス語、英語)

今、最も興味がある事


 サッカー、教育、投資について、とても興味を持っています。

サッカーについて:
 生まれて初めてボールを蹴ってから、私はサッカーの虜です。サッカーをプレーする事以上に楽しい事は、世の中にあるのでしょうか? それを探す事は非常に難しく、諦めかけています。私にとって、唯一サーフィンにはその可能性がありますが、サーフィンはサッカーのようにボールさえあれば何処でもできるスポーツではなく、波がなければできません。年齢的にサッカーをハイレベルでプレーする事は不可能になりましたが、ブラジルの技術的、戦術的にハイレベルなおじさん達とフットサルやソサエティをプレーする事で、なんとか、生きながらえています。
 サッカーはワールドワイドなスポーツなので、サッカーに関する仕事をしていると、必然的に世界中いろいろなところを旅する事になります。そこで、サッカーを通じて、異文化と濃厚に接触します。日本はまれに見る格差の小さい社会なので、海外に出ないと気づきにくい事ですが、社会の階層について、またその階層ごとの文化について、事実を目のあたりにさせられます。

教育について:
 サッカーのコーチングや語学教育を通じてわかったことは、子供の成長過程の、ある年齢で、その時の脳の状態に対応した吸収しやすい刺激を与えてあげると、極めて効率的に簡単にそれを習得できる事実です。全ての子供はある事に関してある時期に天才的なスピードで何かを習得できることを知りました。今の学校教育は個人の才能を伸ばすための教育ではなく、別の意味があるのだと悟りました。子供の幸せのために教育があるべきだと感じています。例えば語学は、六才から十二才ぐらいまでは驚異的なスピードで身に付けてしまいます。しかし、それを過ぎるとスピードが極端にダウンするようで、また、完全なネイティブ・スピーカーにはなれないようです。サッカーでも小さいときに体のコーディネーションを良くしておかないと、思春期になってからそれを身につける事はとても難しくなります。

投資について:
 わずかなお金ですが、投資していると、歴史の流れの中での人間のリアクションについて、洞察するようになりました。また、利益を上げるためには、未来のシミュレーションが必要で、そのために歴史に興味を持つようになりました。

 サッカーによって異文化と摩擦するため、サッカーは自分に客観性を与えてくれ、投資は未来を予想し、歴史に興味を持たせてくれています。

 サッカーと投資は、子供達を教育するために、多くの知恵を私に与えてくれます。教育は子供達の未来に役立つものであるべきだと思います。
 サッカーと子供の教育と投資に関係性を持たせ、私は人間を理解しようと試みています。

このカフェが、サッカー、教育、投資について、ディスカッションの場なれば幸いです。