投資

Foot intelligence  since 1995

IMG_0463.jpg

ブラジルの漁夫の利

2010-02-23

漁夫の利

《シギとハマグリが争っているのを利用して、漁夫が両方ともつかまえたという「戦国策」燕策の故事から》両者が争っているのにつけ込んで、第三者が利益を横取りすることのたとえ。

 本来漁夫の利というと上記のような意味ですが、ブラジル・サンタカタリーナ州のペスカドール(漁夫)はちっと違うようです。

 サンタカタリーナ州のフロリアノポリス島にある首都フロリアノポリスはハイソで治安の良い都市としてブラジルで有名です。またテニス選手のグーガの出身地でもあります。
 治安の悪いリオやサンパウロのエクゼクティブの中には安全のため家族をフロリアノポリスに住まわせ、週末に家族に合流するというライフスタイルをとっている人も多くいます。

 なぜ治安が良いのか、僕は考えたのですが、まず第一にここは大陸から車でのアクセス方法が橋一本しかない島であることです。そして、これといった産業がない事だと気づきました。工場は見当たりません。
 工場等がないため外部から貧しい人達の流入が他の州の首都より少ないようです。なぜこれといった産業がないのかと考えると、住んでみて気づいたのですが、ここの島の人達は怠け者です。これは僕の私見ではなく、この辺りではよく知られた事実です。魚介類が豊富に採れるところで、漁夫の島だったのでしょう。怠け者が多いので工業化には向いていなかったのだと思います。
 貧しい人達の流入が少なく、犯罪者が逃げ場がない島である事の二つの要素がフロリアノポリスの良い治安の要因だと思います。
 怠け者が多いため工業化に遅れているうちに、ブラジルの他のいくつかの州の首都は工業化し人口が増え治安が悪化し行きました。
 のろのろしているうちに、たまたまブラジル人の大好きな、ドラマの舞台となり、全国的に有名になりました。テニス選手で今は建設会社の経営陣でもあるグーガの宣伝も功を記したようです。
 フロリアノポリスは美しい海、山、島々の風景があり、おいしい食材も豊富です。そこで、サンパウロやポルトアレグレから多くの富裕層が、押し寄せ、島全体が高級住宅地化しました。

 その間、誰が得をしたかというと、もともとこの辺りの一等地をもっていた漁夫たちです。最初のうちは二束三文で土地を売っていましたが、最後まで売らずに我慢できた人は、ものすごい財産を残す事ができました。
 ちゃらんぽらんしていたが故に工業化に遅れましたが、それが逆に治安の良さに繋がり、土地成金になった人が大勢います。

 今ではもうフロリアノポリスの漁夫はほとんど全て土地を売ってしまい,現在土地の所有者は漁夫ではなくなってしまいましたが、この近辺のこれから発達しそうな大陸のリゾート候補の漁夫は、二匹目のドジョウを狙って鼻息を荒くしているようです。フロリアノポリスからポルトアレグレまでの国道が現時点ではまだ、工事中で一車線と二車線が入り乱れて大変運転しにくいのですが、近い将来全て二車線になる予定です。それを見越して、祖先から引き継いだ土地をもっている幸運な漁夫は切り売りしつつ,相変わらず毎日釣りを楽しんでいるようです。

 ブラジルの「漁夫の利」は昔の中国のそれとは、ちょっと違うようです。

ページトップへ

来るべき資産インフレに備えて

2010-02-23

ブラジルの土地

 1980年代に約5年間住み、2006年に再びブラジルに住んで4年になりますが、ブラジルの土地は毎年最低でも10%は上がっているように見えます。
インフレはここ15年程年間3〜4%程度でおさまっています。
 勿論、価格が上がっても流動性が低ければリスクが高いですが、実需がある土地は問題ないように見えます。

 今日もベットカヘーロというブラジルで一番有名らしいアミューズメントパークがあるペニャというサンタカタリーナ州の街にいってきました。現地の不動産屋からブラジルの俗語で市場より非常に安い物件の事をいうカリーニャ・モルタ(死んだ鶏)が出たというメールをもらったので、100Km以上車をフロリアノポリスから運転し、不動産屋に会いました。土地を見せてもらうと確かに25000レアルと安かったのですが、20年前に洪水があり、家の壁に僕の背丈より高いところに、その洪水の後がありました。近所のおじさんにいろいろ聞いてみると,親切に教えてくれました。またもっと北の方に安い土地があるとの情報を得ました。その土地にも行ってみましたが、まだ未開という言葉が似合うところでした。できんも水もまだ通っていなかったのでリスクが高すぎやめました。

 なかなか安くてよいものを探すのは簡単ではありませんが、時には見つかります。
 多分自分の土地勘のあるところて近所の人の口コミから得る情報が良いものにあたる近道なのかも知れません。

 去年の金融危機で、不況ですが、もしくは人工的に無理矢理元気にさせられている経済状態から、そのカンフル剤として、大量に供給されたといったら聞こえが良いですが、印刷されまくった、世界各国のお札の価値がまずい事になる事は、だれても予想している事かと思います。景気がもどれば、資源や食料、土地などの値段がさらに高騰するかもしれません。

 そういう意味でブラジルはいいポジションにあるのかもしれません。いつかバブルとなるかもしれませんが、まだまだ土地の価格は今の日本と比べても非常に安いといえます。

準備中

2010-02-23

準備中

Lorem ipsum dolor sit amet, consetetur sadipscing elitr, sed diam nonumy eirmod tempor invidunt ut labore et dolore magna aliquyam erat, sed diam voluptua. At vero eos et accusam et justo duo dolores et ea rebum. Stet clita kasd gubergren, no sea consetetur sadipscing elitr, sed diam nonumy eirmod tempor invidunt ut labore et dolo
Ut wisi enim ad minim veniam, quis nostrud exerci tation ullamcorper suscipit lobortis nisl ut aliquip ex ea commodo consequat.


Ut wisi enim ad minim veniam, quis nostrud exerci tsd gubergren, no sea takimata sanctus.
Magna aliquyam erat, sed diam voluptua. At vero eo erat, sed ds et accm et justo du.
At vero eos et accusam et justo duo magna aliquya.
Ut wisi enim ad minim veniam, quis nostrud exerci tation.
Lorem ipsum dolor sit amet, consetetur sadi nonumy eirmod tempor invidunt ut labore et dolAt vero eos.


ページトップへ

LinkIcon

russelLinkIcon